育児書感想 汐見稔幸「本当は怖い小学一年生 」

汐見先生の書籍はいくつか読んでいます。
なので、こちらは、真新しい内容か、というと、けっこう既視感(´・ω・)

自然の中で外遊びしよう!
でも、その環境がない。今の時代は子育てに厳しいよね。社会が変わったのに育児のサポートがかわらないから親、こと母親が大変だよ。
父親の長時間労働問題、核家族、遊ぶ場の減少…。育児がほんとうに大変になってる!これは、親、母のせいじゃない!

という内容。汐見先生が何度も何度も書かれています。本当に、本当に、本当に…危惧されているのだろうなと思います。

そんな汐見先生は、教育者として、国のいろいろな会議にでられて意見を伝えていると思われるのですが…

私が拝読いたしました、汐見先生の十数年前の書籍から、比較的最近出版された「本当は怖い小学一年生」まで、先生の危惧されていることが同じ、改善されていない、むしろ悪化している、というのは衝撃的です。
絶望感すらあります。

私は、長女に対して、DWEや各種通信教育、習い事にこれまで200万ほど出費しています。
普通だと思っていました。周りもそう。
お金をかけてあげられる我が家は恵まれていると思っていました。

流石に、3人目を授かったときに、おぉっと!産まれるのか!となって これでは破産 となり方向転換したのが1年ほど前のこと。180度の大転換をしました。

その際に、今までの育児のおかしさに悩みすぎて、転覆するかと思いましたが、まぁ、今もグラグラしてますがここにいます。
幼児教育市場にのまれたのはもったいなかったかな、と思うけれど、実体験してみないと気づけなかったこともある、今の価値観にたどりつけなかったかもしれない、と思うのでそれは収めたいと思います。

さて、汐見先生の危惧が変わっていかないのはなぜか?

幼児教育が商業ベースに乗っているから。テレビにチラシにといろいろな媒体で親に擦り込めるから。

かたや、わかりやすい結果が出ない、遊びのなかでの育ちは認知されていかない。儲からないから商業ベースに乗らない。宣伝されない。アイキューとか東大合格子どもみんな!とかわかりやすい結果にはならない(そんなものを目指さないから)

社会がどんどん変化して、親は不安だらけ。
育児にも、教育にも、右も左もわからない人たちがはいりこんでくる。
いろんなデータを、いいようにかいつまんで話せば、ころっとやれるんです。
親は、完全に学歴主義、相対評価のなかで育ってきた人たち。
他の選択肢を知らない

2020年に教育がかわります。センター試験も無くなるし。
EQが大切なの!非認知能力が!
しかし、さぁ、それも商業ベースにのっていくのね。

もう、わけがわからない(´・ω・)

それでも、EQが♡という流れが、子どものために少しはマシな環境をつくってくれたらいいのだけど…。

結局、親も評価する視点が できる/できない 偏差値 であれば、IQを伸ばすための努力も強制させられる。
となると、EQを伸ばせと習い事にいなされ、IQを伸ばす時間もいると活動時間を割き、なんだか忙しそう。

本書では、ゆとり教育とは?失敗したのか?なぜ批判されたのか?という最近の教育の変遷、新しい教育の登場(オルタナティブスクール)への言及があり、そのあたりの視点は新たなものがありました。


格差は良くない、と言える子どもに育てよう!格差社会はなぜいけないのか?自己責任という言葉のもろさを書いた上記の書籍が、2008年と、今から10年前(私が新卒1年目!ひぇー)の内容ですが、私は汐見先生の書籍の中で1番考えさせられました

自然の中で外遊び!の環境づくりはどうしたらいいの?

全国にはプレーパーク、森のようちえん、自主保育やサークルなどで異年齢の群れ遊び、外遊び、子どもらしい遊びのなかでの成長をすすめる活動があります。
普段は、ダイレクトメールで、テレビのCMで、幼児教室や通信教材の情報ばかり目に入るでしょう。

でも、こちらがアンテナを伸ばせば、きっとあるはずです。外遊びの環境が、自然が、仲間が!

なかったら、プレーグループをつくっちゃえ!

私も作りたいな、胃潰瘍と私の熱意、どちらが先に身を結ぶか勝負w(胃が弱いです!w)

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