ついに超大作の戴編が完結しましたね!
以下ネタバレがありますので未読の方はお控えください。
十二国記が本当に大好きでずっと待っていた新刊!
発売後の土日。育児家事放棄して読みました(笑)
本当は既存の話も、魔性の子から読み返したかったけど…さすがに、できなかった(ToT)
読み込んでないですが、感想です。(読み込んでないので勘違いあると思います)
結局、琅澯は多くを語らぬまま雲隠れしましたね。知的好奇心を満たしたいから阿選唆したの(๑╹ω╹๑ )なんて理由で、この戴の惨状を引き起こしたのだとしたら、とんでもなさすぎなんですが:(;゙゚’ω゚’):
でも、本当に軽い気持ちでやったのかも。
やっちゃいなよ〜!妬みがあるんでしょ。キャハ☆ 妖魔も貸してあげるしー、麒麟もきっと驍宗と差なんてなかったんだよー。
なんてノリ。
まさか、阿選がここまでひどい王政を敷くとは思いもせず。
え?おまえ、マジか。ほんと能無しすぎるだろ:(;゙゚’ω゚’): とでも呆れていたかもしれません。やや、世間の認識とずれていますが(冬を越せなかった民が何万といるのに…)一応、ひどいと思い、民を助けたいと思ってはいたわけで…(で、揶利を送っているわけだし。明言はされてないですが、揶利の話ぶりからして、琅澯が揶利の元、公主(あるじ)ですよね)
阿選も、本当はもっと上手くやれるつもりだった。その上で、驍宗や麒麟に?それとも民に?驍宗よりうまくやれた!と、認めさせてから 驍宗に この程度のもよ、こんなものくれてやる!と返すつもりだったのかもしれません。
でも、もう自分を見失っていたので、自分でなにやってんだか/(^o^)\と呆れてる状態。
ドツボにはまってヤケクソ。
当初、手をつけてなかった自分のヒカまで手をつけてしまい、もう地に落ちましたね。
阿選を信じようとした阿選部下たち。阿選をとめられなかったとはいえ、本当に酷い。
惠棟、帰夏のふたりが妖魔に魂魄を抜かれたのは本当に辛かった…
あと、麒麟の医師の…えーっと徳裕、だったっけ…も、
妖魔をだした琅澯がものすごく悪いと思いますが、琅澯にしても、 こんなにひどいと思わなかったんだよね…
今更妖魔を貸さない!といったら何をしだすかわかんないから、このまま、 放置王政にして、「聞いた。」くらいにしてるのがマシかも。
泰麒がきた、もしかしたらこの化け物やるかも?でも公に動くとどうなるかわからないから、揶利によろしく!と。民を助けたい気持ちはあるはある、んだよね。
(あと、泰麒面白いよね☆ 慈悲の生き物なのに、奸計もして殺傷もしてるよ!王以外に跪拝もしたよ!ワクワク 天はこの場合どう動くんだろう?え?もしかして姓名が同じでもできる?それとも?ワクワク というのもあったかもしれないけれど)
阿選は堕ちてしまったけれど、驍宗ももしかしたら、もし目的を見失って、自分の黒い気持ちを育てていたら?
阿選の気持ちがわからないでもない描写がありましたね。泰麒に選ばれず、他国にでようとしていたときの気持ち。
驍宗が、阿選を良き好敵手としている気持ちを、本人同士できちんと言葉で交わせていたら…
阿選との武勇に恥じないように、オレは今回は人としてこの任務は遂行しないで仙を降りることにした!
とか。
変わったんだろうけど…。(そんな説明的なこと、する人いないだろうけど(^_^;))
あと、毎度、小野女史の政治的な?それとも、人間の社会への揶揄?
政治家は得てしてこういう人種が多いのだ。
保身を考えて全体考えないやつ!
みたいなのが、でてきましたね。(もっといいこと書いてあった!)
そうだそうだ!トップがこれでは国は良くならない!
前回の短編集では死刑制度について小野女史の気持ちが投影されていましたね。
正しい道はわからなくても、考えていかないといけないこと。下々の民の一人として。
人間とは、生きるとは、国民の1人としての存在とは、善悪とは、と、考えさせられる壮大な物語。
小野不由美先生、壮大な物語と課題をありがとう。
はー。最初からじっくり誰にも邪魔されずに読み直したい(´-`).。oO
赤ちゃん泣き始めたーブログもゆっくり書ききる時間がないからなぁ(^_^;)
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